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大喜利ハウスというのは大学の落語研究会の人たちが集まったシェアハウスで、もともとは北千住にあったそうだ。だけど、住んでいるのがニートのぶららの一人だけになったため、落研の先輩たちが「どうせニートだったら海外に住んでても一緒だろ。生活費安いし、面白いからセブ行けや」みたいなことを言ってセブに送り込まれたという話だ。

セブの家は4LDKの一戸建てという結構大きめな家なんだけど、今はぶららがたった一人で住んでいるだけで、たくさんある部屋もほとんど使っていない。生活費として毎月3万円が先輩たちから振り込まれてきて、そのうちの2万円を家賃として払って、残りの1万円を家賃以外の生活費にあてて、ギリギリの生活をしているらしい。

彼がセブで何をしているかというと、現地に知り合いがいるわけでもなく、現地の言葉もできないので、ひたすら家にこもってセブの低速な回線でインターネットをしている。セブみたいな南国にずっといると大体みんな日に焼けて黒くなるものなんだけど、外に出ないせいでぶららの肌はすごく白かった。

僕に会ったときにぶららは「セブに日本人っているんですね……」「日本語を喋ったのは物凄く久しぶり」「日本語で話しかけてくるのは現地の詐欺師しかいなかった」と言っていた。

先輩たちからは「一年はセブにいろや」と言われているらしいが、今はまだ3ヶ月経ったところらしい。ビザは観光ビザを延長している。彼は切実な声で「日本に帰りたい……」と言った。